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アプリ開発備忘録: ② Android 15からはEdge-to-Edge表示が強制適用に (Part 2)

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Android 15から画面の「Edge-to-Edge」表示が強制適用になりましたが、この変更に関連した開発コードの備忘録をここにメモしておきます。 パート1 では、Android/Kotlinで実装されたテストアプリを使って、最小限のコード変更として、Android 15以降のデバイスでだけ「Edge-to-Edge」表示が有効になる仕様の画面表示の確認をしました。 パート2 ではAndroid 15よりも前のデバイスでも「Edge-to-Edge」有効にして、なおかつ、ステータスバーの背景色を設定する方法を確認してみます。 [目次] パート 1 Edge-to-Edge表示 (Android アプリ) テストアプリを使って確認 ターゲットSDKバージョンを35に変更 ステータスバーとAppBarが重ならない様にする例 (XMLレイアウト) ※:強制適用されるEdge-to-Edge表示を一時的に無効にする方法 (SDK 35) パート 2 (このメモ) Android15よりも前のデバイスでもEdge-To-Edge表示 ステータスバーの背景色 パート 3 (準備中) Android15よりも前のデバイスでもEdge-To-Edge表示 ターゲットSDKバージョンが35以降の場合、Android 15以降のデバイスではEdge-to-Edge表示が強制的に有効になります。 逆に、Android 15よりも前のデバイスでは、ターゲットSDKバージョンが35以降の場合、「 enableEdgeToedge() 」というメソッドを使ってEdge-to-Edge表示を有効にしていないと、機種によってはアプリの周りに何も表示されない空白が現れたりします。 Android 14デバイス上でEdge-to-Edge表示を有効にして...

悲劇: ビングでもリダイレクションエラーが発生??

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「Googleのサーチコンソールですが、何故か去年末からこのブロガーサイトのサイトマップが更新されておらず、サーチコンソールによると、現在インデックスされているページは0になっていて、このサイトの記事を検索してもGoogleサーチでは出てこないという状態が続いています。」 というブログ記事を書き始めたら8月末に突然1ページだけがインデックスされて、数日後にも3ページインデックスされました。 といっても、このまま、ほとんどのページがインデックスされるかどうかは不明なのと、これまでサーチコンソールでインデックスされたページが0だったので、現時点ではこのサイトの記事はGoogleの検索結果に出てこないと思います。 なので、最近のこのサイトの訪問者は (たぶん) 他サイトからのリンクをたどって来たか、Bingの検索結果からみつけて来て頂いたのでしょう。。 BingのWebMasterToolsでは、このサイトは問題なくインデックスされていたので、ここ半年以上の間はBingのインデックスが頼りだったのですが、何げにチェックをしたら悲劇が。。😱😱😱 数日前も含め最近投降したページのURLでリダイレクションエラーが報告されていました。 サーチコンソールにまだ多数のインデックスがあった頃から、現在の0になるまで、多数のリダイレクションエラーが発生していて次々とインデックスされていたページの数が減っていったので、同じような結末になるのではととても心配になります。 クロール結果にはどこのページにリダイレクトされたかのURLも残っていたので覗いてみると 「あなたのコンピューターから普通ではない通信があった」とかと書いてあって物々しいです。。。 文中に「なぜこうなったのか?」というリンクがあったのでクリックしてみると次の様に Terms of Service: https://www.google.com/policies/terms/ Learn more: https://support.google.com/websearch/answer/86640 ...

アプリ開発備忘録: ① Android 15からはEdge-to-Edge表示が強制適用に (Part 1)

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少し前に手持ちのAndroid携帯の一つにシステムのアップデートが入ったのですが、それ以降、いくつかのアプリで、画面の上下の表示がおかしくなってしまいました。。。 実は、このアップデートでアンドロイドOSが「 アップサイドダウンケーキ 」(Android 14, SDK 34)から「 バニラアイスクリーム 」 (Android 15, SDK 35) に更新されて、Android 15からはアプリの表示がデフォルトで Edge-to-Edge (端から端まで) 表示 の仕様、つまり全画面表示になったのが原因でした。 (👉「📑 動作の変更点: Android 15 以上をターゲットとするアプリ 」) これまでもアプリを画面の端から端までの全画面で表示する「 没入モード 」という機能があったので、そのモードでの画面表示がデフォルトになったという理解に少し近いのですが。。。 実際はそうではありません。 没入モードの場合は、アプリが全画面で表示される以外に、「 システムバー 」と呼ばれる、画面の上部に表示される「ステータスバー (Status Bar)」と下部に表示される「ナビゲーションバー」の表示を必要に応じて表示/非表示に出来るほか、非表示の場合でもユーザーの操作によっては再表示される仕様になっています。 (👉「📑 没入モードのシステムバーを非表示にする 」) Status Bar と App Bar Android 15よりも前のOSでは 、没入モード以外では、アプリは全画面にではなく、 自動的に 上下のシステムバーの分が差し引かれた部分だけに表示される仕様になっていて、アプリの表示が上下のシステムバーに重なって表示される事がない様になっていました。 Android 15以降からは 、システムバーの表示/非表示に関係なく、アプリの表示サイズが端から端までの全画面表示になるので、必要に応じて、 インセット(Inset) 情報などを使ってアプリの表示コンテンツがシステムバーの表示と重ならない様に調整する必要があります。。。。。 ...

ブロガー (Blogger) 記事のゴミ箱はどこ? (AIはあるって言っていますが・・

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ブロガー (Blogger) の編集ページを見てて思ったのですが、、 削除ボタンの上にマウスポインターをもっていくと見える『この投稿をゴミ箱に移動』の表示、ブロガーってゴミ箱があるんですね(???)  どこに? とりあえず 検索をかけてみました。 AIはゴミ箱があると主張していますが、「ゴミ箱」フォルダというのが見当たらないです・・ 因みに、実際の検索結果のトップにはBloggerのゴミ箱についてのリンクはなく、1位にはブログサイトを「完全に削除」する方法が出ていました。

キャスポケットツールのコメント読み上げがP-in-Pに対応 (Android 14+)

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『 キャスポケットツール 』のバージョン0.0.34で、ツイキャスのライブ配信の コメント読み上げ機能機能 (TTS) が追加されました。 設定オプションでTTSを有効にすると、コメント画面内で、新着のコメントが毎度読み上げられる様になります。 Android 13 (SDK 33) とそれ以前のAndroidの場合は 、設定画面で『 バックグラウンド処理 』が有効になっていれば、キャスポケットツールが他のアプリの後ろに隠れた状態でも新着コメントの読み上げが継続される仕様になっています。 (👉詳しくは 初期設定メモ を参照) Android 14 (SDK 34) 以降のAndroidの場合 だと、OSによる制限が追加された為、同アプリではバックグラウンド処理を有効には出来ませんが、キャスポケットツールのバージョン0.0.35で追加された 『ピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)機能』 ( ※ ) が有効になっていると、PiPモードでコメントの読み上げを継続する事ができます。 iOS版 は、現時点ではバックグラウンド処理とPiP機能には対応していません。 ※ 今のところ、 キャスポケットツールのPiP機能は Android 14以降のAndroidが対象になります。 [ 目次 ] コメント画面 読み上げのオン・オフ PiPモードでコメント読み上げ (Android 14以降) PiPモードを開始 PiPモードを終了 関連メモ コメント画面 コメント コメント画面は:...

Flutter備忘録: 公開アプリのバンドルIDの更新

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Google PlayとAppストアで公開しているアプリのバンドルIDを更新しないといけなくなってしまったのですが、その時の工程をここにメモしておきます。 どちらのストアでも、アプリは「バンドルID」で識別されいて、バンドルIDが違うと別のアプリだと認識されます。 また、既存のアプリのバンドルIDを変更する事はどちらのストアでも出来ないらしいので、新しいバンドルIDでアプリを新規登録する必要があります。 バンドルIDは。一度設定したら普通は変更する必要はないのですが、今回はアプリにFirebaseを導入する際に、Firebaseのツールが正しく動作せず、泣く泣くアプリのバンドルIDを変更せざるを得なくなりました。 結論としては、Google Playの場合は至って簡単で、 新しいバンドルIDでアプリを新規で登録した後、古いアプリの設定を更新すれば良かったのですが、Appストアの場合はやり方が悪いとアプリ公開の審査が通らず却下されるみたいで、まず既存のアプリを非公開にしないと新しいアプリは登録出来ない仕様みたいです。 またバンドルID変更に関するApple公式のドキュメントも見つける事もできませんでした。 [目次] GoolgeのPlayストアでバンドルID変更 AppストアでバンドルID変更 結果 GoolgeのPlayストアでバンドルID変更 Playコンソールのサイドバー Google Playの場合は、 新しいバンドルIDでアプリを登録 古いアプリの公開状況を「非公開」に設定 といった工程で、変更が割とスムーズに完了しました。 1. 新しいバンドルIDでアプリを登録 既存のアプリとは別に、新しいAndroidアプリを新しいバンドルIDで作成してPlayコンソールで登録。 ただ、新しいアプリを同じ名前では登録出来ないので、 「...

[Googleクラウド] Application EnginをArtifact Registryに移行しないといけない??

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「 Google Container Registry (GCR) 」が廃止されるとかで、保存されてりる内容が「 Artifact Registry 」に移動されるといったメールが10日ほど前にGoogleから届いたのですが、「Artifact Registry」って情報を保存してるだけで毎月課金されるサービスだと認識しているのですが、これから毎月いくら課金されるんでしょうか?? [ 目次 ] Google Couldチームからのメール Artifact Registry を使う場合 Google Couldチームからのメール 平素より Google のサービスをご利用いただきありがとうございます。本日は、貴社の  App Engine  アプリに影響する重要な変更についてご連絡いたします。古い App Engine プロジェクトでは、 Google Container Registry  を使用して、デプロイされたソースコードから作成されたコンテナ イメージを保存している可能性があります。 Google Container Registry は サポート終了 となり、 Artifact Registry  に置き換えられます。したがって、Google Container Registry にコンテンツがある場合は、以下の手順に沿って、App Engine でデプロイフローを自動的に移行できるようにする必要があります。 この変更に関する追加情報は以下のとおりです。 ご注意いただきたい点 App Engine をデプロイする際、Cloud Build はソースコードをコンテナ イメージに変換します。このコンテナ イメージは、Google Container Registry に保存される場合があります。 Artifact Registry は、コンテナ イメージを保存するための次世代サービスであり、リージョン化されたストレージとセキュリティ機能が改善されています。今後、Artifact Registry は App Engine が使用す...

[OBS] Twitchコメント欄向けCSSカスタマイザー (試作)

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( Twitch Chat Overlay CSS Customizer Prototype ) Chrome拡張機能の「 TwitchコメカスタムCSSテスター 」をChromeウェブストアで公開していますが、この拡張機能に読み込ませるテスト用のカスタムCSSも必要だと思ったので、Twichのコメント欄 (チャットオーバーレイ) 向けの簡単なCSSカスタマイザーをここに置いておきます。 このページでクリップボードにコピー出来るCSSを使うと、Twitchのチャット欄をポップアップして表示したコメント欄のURLを使って表示するオーバーレイを、マウス操作でカスタマイズする事が出来ます。 [目次] Twitchのコメント欄 (チャットオーバーレイ) カスタムCSS コメント欄サンプル 設定 更新履歴 TwitchコメカスタムCSSテスター サポートページ #Twitchコメカスタム   ( #ツイッチコメ欄カスタムCSS 、 #トイッチコメ欄カスタムCSS ) Twitchのコメント欄 (チャットオーバーレイ) Twitchのライブ配信をパソコンのブラウザで視聴する時にウインドウの右側に表示されるコメント欄を、「チャットをポップアウト」でポップアップすると https://www.twitch.tv/popout/ ユーザー名 /chat?popout= というURLでコメント欄が別のウインドウで表示されます。 配信ソフトの「OBS」のブラウザや、Chrome拡張機能の「 TwitchコメカスタムCSSテスター 」を使って、上記のURLにこのページのカスタムCSSを読み込ませて表示すると、標準のTwitchコメント欄とは違うレイアウトにカスタマイズして表示する事が出来ます...