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FlutterのLocal Notificationsプラグインがバージョンアップ (ver 17.0.0)

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Flutterでアプリからの通知を表示させる機能を追加するプラグイン「 flutter_local_notifications 」のターゲットAPIレベルがやっとAndroidのAPI 34 (コードネーム: 逆さケーキ)に対応しました。 去年の3月 に開発者向けプレビューが公開されたAndroid 14 (API 34)が 今年の3月 に一般リリースされたので、新しくリリースされるほとんどのFlutterのプラグインがターゲットAPIレベルが 34 になっている訳ですが、flutter_local_notificationsは長いことAPI 34ではなくAPI 33 のままでした。 ターゲットAPIレベル 34に必要なGradleのバージョン flutter_local_notificationsは古い環境のシステムでもサポート出来る様に下位互換性を守る為にターゲットAPIレベルを 34 に移行しにくかったみたいですが、これによって同じアプリに組み込む他のプラグインはターゲットAPIレベルが34ではなく、 33 に対応した古いバージョンを使う必要がありました。 というのも、ターゲットAPIレベルが 34 だとビルド時に使われるGradleのバージョンが8.0以上が必須になりますが、これまでのflutter_local_notificationsのビルドがGradle 8.0に対応していなかったので、他のプラグインも以前のGradleバージョンに対応しているバージョンにまで戻す必要がありました。 kiimemoブランドで「flutter_local_notifications」を使ったFlutterアプリを、現時点で2つ公開していますが、その内の1つに関しては、上記の理由で1つのプラグインは 去年7月 のバージョンまで戻されたプラグインが使われていて、いくつかの新機能が使えていないという状態になっています。 今度は? プラグインの「 Changelog 」によるとサポートする古いバージョンのFlutter SDKのバージョンも以前よりも制限される他、古いAndroidの通知機能のサポートはAndroid Jetpackの Notification

AppStore登録用の5.5インチ スクリーンiPhoneのスクショを撮る方法 (画像編集必要無し)

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Android/iOSアプリを開発してストアで公開していますが、どこのストアでも、アプリを登録するのに様々な必要事項がいくつかあリます。 最近、AppleのAppStoreにアプリを登録する際に必須となるアプリのスクリーンショットで「 どうやったら撮れる? 」という事例があったのでここに備忘録としてメモしておきます。 ※: 「違うサイズのiPhoneでスクショを撮って画像エディタでサイズを変更する」などという解決法を紹介しているページが結構あるみたいですが、このメモではiOSシミュレータに 5.5インチ スクリーンiPhoneのシミュレータを追加する方法 を紹介しています。 なので、編集無しでスクリーンショットをそのままAppStoreの登録に使う事が出来ます。 [ 目次 ] iOSアプリ登録にはアプリのスクショが必須 実機が無くてもiOSシミュレータで撮影 iPhone 5.5インチディスプレイ ??   👈 問題 iOS 16.4 シミュレータをインストールする手順   👈 解決方 追記 追々記 : 「資料: スクリーンショットの仕様」 iOSアプリ登録にはアプリのスクショが必須 AppleのストアにiOSアプリを登録して公開する際には、Appleが指定する解像度でアプリのスクショを撮ってアプリの登録ページにアップロードする必要があります。 👇はiOSアプリを登録する際に使うページの一部ですが、画面のサイズごとにアプリのスクリーンショットをドラッグ&ドロップしてアプロード出来る様になっています。 ページには、iPhone用に3種、iPad様に2種の合計5種類のスクリーンサイズがありますが、実際にアプリ登録に 必須 とされるスクリーンショットは: iPad Pro (第6世代) 12.9インチディスプレイ、 iPad Pro (第2世代) 12.9インチディスプレイ、 i

Android/Kotlin備忘録: SplashScreen APIが導入されていなかったアプリ (targetSDK ≥ 33)

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最近、アプリの開発用にと、10-インチ画面の安いAndroidタブレット (WiFi)を購入しました。 カタログ上だと、そのタブレットの搭載OSは「Android 12」 (コードネーム: スノーコーン) となっていて、 数ヶ月前 (2023年10月) には「Android 14」 (コードネーム: 逆さケーキ) がリリースされているので、OSの型落ちが少し気になりましたが、購入後、電源を入れて少し使っていると「アップデートがあります」という通知が出たのでポチポチしたらすんなりと「Android 12」から「Android 13」 (コードネーム: ティラミス) にアップデートされました。 これまでアプリ開発には主にエミュレーターのAndroidを使っていて、手持ちのAndroidデバイスでは一番新しいOSのものが「Android 9」 (コードネーム: パイ)でしたw。 これで開発したアプリも実機で確認が出来るという事で、早速、Google Playで公開しているアプリをテストしてみましたが、「 ツイキャス専門店『コメ欄』Lite 」のバージョン0.1.1nが すごい事になっていました 。 [ 目次 ] バージョン0.1.1n 解決方法: SplashScreen API 詳細 バージョン0.1.1n 上の動画はAndroid13のタブレットで『コメ欄』Liteのバージョン0.1.1nの動作チェックを行った際の録画になりますが、前のフレームが消えすに残って重なって表示され、何が何なのか見えなくなってしまっています。 解決方法: SplashScreen API 結果としては、それまで使っていたスプラッシュ画面を、Android 12で追加された「 SplashScreen API 」を使う仕様に変更した処、テストに使ったAndroid13のタブレットでは問題が解決されていました。 👉『 スプラッシュ画面の実装を Android 12 以降に移行する 』(Androidデベロッパー)

最近のプロジェクト (Pololu社 SMC: DCモーター制御ボード)

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私事ですが、最近はDCモーターを遠隔でシリアル制御するモノを知人に頼まれて作っています。 「プログラミングなら手伝うよ」と言っただけだったのに、いつの間にか他の事も頼まれて。。 (給料くれると良いのですが。) [ 目次 ] Pololu SMC (シンプル・モーター・コントローラー) 制御例 ポテンショメータで制御 (0~3.3V電圧) ラジコン制御 (RCサーボ信号) シリアル SMC テスタ Pololu SMC (シンプル・モーター・コントローラー) モーターの制御には 『SMC』 (Simple Motor Controller) という米国のPololu社が販売しているDCモータを制御するモジュールを使うという事で、上の画像はそのモジュールにBluetooth-シリアル変換回路をつなげてスマホから制御出来る様にした物です。 SMCのボードはAllegro microSystemsのモータードライバを搭載しているので、HブリッジによってDCモーターを制御。 また、制御インターフェイスは、0~3.3V電圧、RCサーボ信号、TTL UART、USB、I2C(G2のみ)を選択する事が出来ます。 👉 SMCのページ (Pololu) 制御例 TTL UART、USB、I2Cの場合は、パソコンやマイクロコントローラなどから特定のコマンドを送って操作する事になりますが、0~3.3V電圧とRCサーボ信号制御の場合は他のパーツやモジュールを繋げる事で直接操作する事も可能になります。 ポテンショメータで制御 (0~3.3V電圧) Plolu SMCの取説PDFより SMCのアナログ入力に1~10KΩのポテンショメータを繋げた場合はモーターをポテンショメータで直接制御する事が出来ます。 ※: SMC設定用アプリ(Windows)の「Pololu Simple Motor Control Center」を使って「I

ぴゅこらーと:「出会って何日目」の日数計算の仕様

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最近、ちょっとしたきっかけで、2.5次元Vチューバーの「 ぴゅこる 」さん (国王) が、配信サイトの「 ツイキャス 」で、毎日深夜2時から定期配信をしている 「 ぴゅこる王国放送 」 向けのスマホアプリ: 「 ぴゅこらーと 」 の開発をしています。 ぴゅこらーと には、 ぴゅこる王国配信で開催されている 「 ぴゅこるスタンプラリー 」 というイベント向けの メモ帳機能 や、 ぴゅこる王国配信の開始時/終了時の プッシュ通知機能 、 メトロノーム機能 などの いくつかの機能があります。 以前、アプリを使っている方から、これらの機能に加えて、「推しアプリ」などにある様な、推しに出会ってからの経過日数を表示する機能を追加して欲しいという要望があったので、 「 出会って何日目 」 という、アプリ内で指定した記念日からの経過日数を表示する機能を、 2023年6月 末にリリースされた「ぴゅこらーと」バージョン0.1.3に追加しました。 設定されたの日付(=記念日)から現在までの日数を表示する機能なので、単に経過した日数だけを表示するだけなら比較的単純なのですが、これに、「 何年何か月何日目 」という表示方法のオプションを加えてみた処、記念日の日付が特定の日付の場合は経過日数の計算方法が少しややっこしかったので、ここに 「 ぴゅこらーと 」 で採用している 経過日数の計算方法 をメモしておきます。 [ 目次 ] 前置き 何日目 何年、何か月 前置き カレンダー上の日数 人間が手で計算する場合は、記念日と本日のをカレンダー上で確認してから間の日数を手動で数える事になりますが、iPhoneやAndroidなどの電算機器内部では、少し違った計算方法が使われます。 というのも、iPhoneやAndroidなどのアプリなどを作るプログラミングでは 日時 は「年月日」ではなく、 1970年1月1日(午前)0時0分0秒 (UTC)からの秒数 として処理されるのが一般的です。

Three.jsとMMDと甘雨

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Three.jsにMMDモデルを読み込むモジュールがあるのですが、これをChromeの拡張機能で使えないかといじってみたら割と簡単に扱えました。 動いているキャラクターはゲーム「原神」の「甘雨」ですが、原神のキャラクターは開発元がMMDとして無料公開しているのでThree.jsのデモ内で踊らせてみました👆。 いずれMMDを動かす拡張機能か何かを作れないかと考えていますが、とりあえずは他に優先したい事があるのでいつの日にか。。。。 リンク Three.jsのデモをちょろっといじったらChromeブラウザ内で甘雨が踊りはじめた Three.jsのデモをちょろっといじったらChromeブラウザ内で刻晴が踊りはじめた : 刻晴バージョン

ツイキャスで他の人がサポートしている人って見えますか? (キャスポケットツール)

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[ 目次 ] 知恵袋の質問 アンサー: キャスポケットツール 例: キャスくんのサポートリスト 知恵袋の質問 Yahoo知恵袋に次の様な質問があったのですが: 自分がツイキャスで誰をサポートしているかって、他の人から見えちゃいますか? 誰かは見えなくても、何人サポートしてるとか見えますか? (2020/6/4) 0:29 ツイキャスで他人がサポートしてる人って見ることは出来ますか? (2016/11/28) 11:18 ツイキャスについてです 自分のサポーターは周りから見られるのは知っています 自分がサポートしている人は周りから見れますか?(僕がサポートした人以外) また見れないとしても僕が何人サポートしているかは周りに分かりますか? (2015/11/21) 17:40 ツイキャスの 公式アプリや公式サイト では、各ユーザーのサポートの一覧が「サポート欄」で確認出来る他、(ログインが必要になりますが) 自分がサポートしているユーザーの一覧も確認する事も可能です。 しかし、他のユーザーがサポートしているユーザーの一覧は、公式のサイトや公式アプリでは確認出来ない仕様になっています。 でも、「誰をサポートしているか」という情報が非公開になっている訳ではなく、公式サイトの情報から全てのユーザーの「サポート欄」をくまなく確認していけば、理論上は「誰が誰をサポートしている」かを調べる事は出来ますが、かなりの時間とデータ量が無駄になるでしょう。 でも、実際は、無料アプリで「誰が誰をサポートしている」の一覧を簡単に確認する事が出来ます。 アンサー 無料Android/iOSアプリの「 キャスポケットツール 」で、他のツイキャスユーザーがサポートしているユーザーの一覧が確認出来ます。 👉 キャスポケットツール サポートページ