FlutterのLocal Notificationsプラグインがバージョンアップ (ver 17.0.0)

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Flutterでアプリからの通知を表示させる機能を追加するプラグイン「flutter_local_notifications」のバージョンアップがあり、AndroidのターゲットAPIレベルがやっとAndroidのAPI 34 (コードネーム: 逆さケーキ)に対応しました。

に開発者向けプレビューが公開されたAndroid 14 (API 34)がに一般リリースされたので、新しくリリースされるほとんどのFlutterのプラグインがターゲットAPIレベルが34になっている訳ですが、flutter_local_notificationsは長いことAPI 34ではなくAPI 33のままでした。


[追記] flutter_local_notifications バージョン19

にLocal Notificationsプラグインのバージョンの19が公開された様で、AndroidのターゲットレベルがAPI 35 (コードネーム: バニラアイス)になった他、必要となるJavaデベロッパーキット(JDK)のバージョンも8から11に更新されました。


このプラグインの最新情報についてはPub.devの 👉プラグインの情報ページで確認して下さい。


ターゲットAPIレベル 34に必要なGradleのバージョン

flutter_local_notificationsは古い環境のシステムでもサポート出来る様に下位互換性を守る為にターゲットAPIレベルを34に移行しにくかったみたいですが、これによって同じアプリに組み込む他のプラグインはターゲットAPIレベルが34ではなく、33に対応した古いバージョンを使う必要がありました。

というのも、ターゲットAPIレベルが34だとビルド時に使われるGradleのバージョンが8.0以上が必須になりますが、これまでのflutter_local_notificationsのビルドがGradle 8.0に対応していなかったので、他のプラグインも以前のGradleバージョンに対応しているバージョンにまで戻す必要がありました。

kiimemoブランドで「flutter_local_notifications」を使ったFlutterアプリを、現時点で2つ公開していますが、その内の1つに関しては、上記の理由で1つのプラグインはのバージョンまで戻されたプラグインが使われていて、いくつかの新機能が使えていないという状態になっています。


今度は?

プラグインの「Changelog」によるとサポートする古いバージョンのFlutter SDKのバージョンも以前よりも制限される他、古いAndroidの通知機能のサポートはAndroid JetpackのNotificationCompatによるサポートに委ねられるみたいです。

バージョン17.0.0でどれだけの古い環境がサポートされなくなったのかは把握出来ていないのですが、個人的にはそれでもまだ十分古いバージョンのAndroidがサポートされているのでは?と思っています・・

サポートポリシーの方向性の変更という事だと思いますが、これで今後は新しいバージョンのFlutterにもスムーズに対応となる事を祈ります。



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