[Googleクラウド] Application EnginをArtifact Registoryに移行しないといけない??

Google Container Registry (GCR)」が廃止されるとかで、保存されてりる内容が「Artifact Registory」に移動されるといったメールが10日前ほどに届いたのですが、「Artifact Registory」って情報を保存してるだけで毎月課金されるサービスだと認識しているのですが、これから毎月いくら課金されるんでしょうか??


Google Couldチームからのメール

平素より Google のサービスをご利用いただきありがとうございます。本日は、貴社の App Engine アプリに影響する重要な変更についてご連絡いたします。古い App Engine プロジェクトでは、Google Container Registry を使用して、デプロイされたソースコードから作成されたコンテナ イメージを保存している可能性があります。

Google Container Registry はサポート終了となり、Artifact Registry に置き換えられます。したがって、Google Container Registry にコンテンツがある場合は、以下の手順に沿って、App Engine でデプロイフローを自動的に移行できるようにする必要があります。

この変更に関する追加情報は以下のとおりです。

ご注意いただきたい点

App Engine をデプロイする際、Cloud Build はソースコードをコンテナ イメージに変換します。このコンテナ イメージは、Google Container Registry に保存される場合があります。

Artifact Registry は、コンテナ イメージを保存するための次世代サービスであり、リージョン化されたストレージとセキュリティ機能が改善されています。今後、Artifact Registry は App Engine が使用するコンテナ リポジトリになります。

App Engine アプリケーションのデプロイが完了した後、次の操作が行われます。

  • App Engine スタンダード環境では、コンテナ リポジトリからの pull は必要ありません
  • App Engine フレキシブル環境では、インスタンスの起動時にコンテナ リポジトリからコンテナが pull されます

今後の変更予定

2025 年 3 月 5 日以降

  • 新しいデプロイでは、アプリケーション イメージの保存に Google Container Registry ではなく Artifact Registry が使用されるようになります。

2025 年 3 月 18 日以降

  • Google Container Registry の提供を終了し、App Engine フレキシブル環境インスタンスを起動できなくなります。

ご対応のお願い

(以下省略)


移行自体は自動的に行われる様になっているみたいですが、移行先の「Artifact Registry」が使える設定になっていないと移行時に問題が発生する可能性があるので管理者権限を確認してくれという事らしいです。

Googleクラウド コンソール」にログインして確認したところ、移行に必要な設定は既にクリアしていた様で、「Artifact Registory」の設定画面で移行のステータスが ✅ になっているのを確認できました。

Container Registry Transition Status
Googleクラウド コンソール: Artifact Registory > 設定

個人的なプロジェクトの一つで、「Application Engine」を使って数十行の小さいPythonアプリをクラウド上で動かしていますが、これまでは、その環境やPythonアプリのシステムイメージが「Google Container Registry」に保存されていたのが、これからは「Artifact Registory」に保存される様に変更されている事になります。


Artifact Registory を使う場合

「Google Container Registry」も「Artifact Registory」もGoogleクラウドのクラウドにデータを保存出来るサービスで、どちらも保存するデータが特定サイズを超える場合は課金対象になります。

Google Container Registry」の場合は「Colud Storage」に保存する為、Googleアカウントの無料ストーレッジ枠 (15GB)が使えるので、それで十分であれば「Google Container Registry」と「Colud Storage」間のデータの移動に料金が発生する程度で運営が出来ていました。

一方、「Artifact Registory」だと、無料枠は0.5GB (500MB)で、それ以上はGB単位で毎月課金される様です。


以前から「Application Engine」でアプリをデプロイする際のビルドには、処理に使われる一時的なファイルの保存に「Artifact Registory」が使われていて、ビルド後でも一時ファイルが削除されずにそのまま「Artifact Registory」上に残るので、削除するのを忘れると、毎月必要のないファイルの保存に課金が発生するという事がありました。。。

料金の額はそこまで大きくは無いのですが塵も積もれば山となるので余計な課金は避けたいものです。


移行済みという事なので現在の「Google Container Registry」上のファイルを確認したところ、Application Engine用のtmpフォルダに 450MB程のファイルが保存されていました。

これだと現時点では無料枠内になっているはすですが、今後のプロジェクトの発展を考えるとデータの大きさは大きくなる一方なので無料での運営は難しいという事ですね。


追記:

これまで大きなシステムを「Google Container Registry」に保存して運営していて、今回の保存先が「Google Container Registry」に移行する事に気が付けていなかったりすると、突然課金がはじまってびっくりするという感じになるのでしょうか??


メモ:



コメント

このブログの人気の投稿

『コメ欄』用カスタムCSS - L◯NE風 (ツイキャス) - OBSのブラウザでも使えます。

[OBS] Twitchコメント欄向けCSSカスタマイザー (試作)

[ツイキャス配信・閲覧支援ツール] キャスポケットツール: 初期設定

[OBS] コメントを逆の順番で表示 (ツイキャス/YouTube)

キャスポケットツール: 検索の巻 (ツイキャスのユーザー検索とライブ検索)

[AppStore登録用] 画像編集なしで現行モデルにない古いの機種のスクショを撮る方法

ツイキャスで他の人がサポートしている人って見えますか? (キャスポケットツール)